転職経験者に学ぶ!職種別転職体験談

北海道の病院から、沖縄の病院へ転職!手付かずの自然に囲まれてのお仕事は、とても魅力的でした。

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Sさん / 30歳 / 女性 / 埼玉県
転職前:看護師
転職後:看護師

転職成功

-転職前の企業での業務内容を詳しく教えてください。
外科病棟で3年、循環器病棟で3年勤めました。
外科は、消化器科、整形外科、泌尿器科の混合病棟であったため患者層も幅広く、知識が求めらました。
手術前後の看護、ストマ指導、自己導尿指導など、術後急性期看護から退院指導に渡り、たくさんの経験が積めます。
循環器病棟は、主にカテーテル前後の看護をしておりました。また、循環器の集中治療室も併設されており、心筋梗塞や呼吸器、IABPが装着されている重症度の高い患者様の看護もでき、学びは得られました。
-転職を考えたきっかけを教えてください。
転職を考えたきっかけは、とても忙しい病院で残業が多かったこと、若手の意見があまり受け入れて頂けなかったことです。
教育体制がしっかりしていることや、認定看護師もおりとても学べる環境ではありましたが、業務量が多く残業時間は1日2〜4時間は当たり前のような環境であり、心身共にきつかったです。
また、スタッフの年齢層も30代後半〜50代と高めであり、長くいる方がルールを作るような雰囲気がありました。尊敬できる先輩もいらっしゃいましたが、若手の意見を取り入れて新しくしていくという視点はあまり感じられなかったところも、退職を考える理由でした。
保育園や学童保育が24時間と充実しており、ママ世代には助かる病院だったと思います。
-この業務だけはもっと続けたかったという業務があれば教えてください。
患者様の個別性を考えた看護展開です。定期的に他職種でカンファレンスを行い、患者様一人一人に合った看護計画を立て、看護を展開しておりました。
忙しい中でも、患者様の個別性に合わせた関わりができ、笑顔で退院されたときにはとてもやりがいを感じました。
4つの病院を経験しましたが、ここまで患者様の個別性を考えて看護を展開している病院は無かったです。

また、新人指導に力を入れている点はとても魅力的だと思います。ただ指導するだけではなく新人さんの個々に合った指導を行っておりました。
私自身も、先輩方には親身になって指導して頂き感謝しております。2度プリセプターを経験させて頂きましたが、上司も親身になり指導について相談にのってくれました。病棟みんなで新人さんを育てようという雰囲気がとても好きでした。
-転職活動はどのように行いましたか?
転職サイトを利用しました。
私は、マイナビさんを使わせて頂きましたが、残業時間や実際に転職された方の話も聞けてとても参考になりました。
また、車の有無などを配慮して住みやすく働きやすい病院を探してくださり、感謝しております。
-転職後の会社に入社を決めた理由を教えてください。
離島医療に興味があったからです。
いくつか、離島病院求人を探しました。生活のことも考え、田舎すぎず生活に困らない場所を探し、宮古島か石垣島に絞りました。そして、直接病院の看護部長さんと電話でお話をし、好感覚だったため入社を決めました。
-転職後の会社での業務内容を詳しく教えてください。
主な仕事内容は介護でした。
私は慢性期病棟に配属になったこともあり、介護中心の業務でした。清拭、おむつ交換、経管栄養、シャワー浴介助です。バイタルサインの測定や注射などの看護業務も行います。体力勝負な感覚もありましたが、ほぼ毎日定時で業務は終了するので続けられました。
-入社前のイメージと違っていたところはどんなところですか?
想像していた以上に介護が多かったことです。
慢性期病棟に配属と聞いていたため、介護はあると思っていましたが、もう少し助手さんが中心となって介護業務を行ってくれると思っていました。
-仕事の難しさ、辛さを感じた点はありますか?またそれはどのように克服しましたか?
仕事の難しさは感じなかったです。ただ、島の方の方言が強く何を言っているかわからなくて困ることはありました。
その時は、島出身のスタッフに聞きコミュニケーションをとっていました。
辛さを感じたところは、常勤医が2名と少なかったため、他科の医師の意見が聞けなかったことです。
-仕事の中でやりがいを感じた部分はどこですか?
患者様とご家族の希望に沿った退院支援をすることができた時です。沖縄の地域では、特にご家族の絆の強さがあると感じました。
家でご家族と過ごす時間は、特別でかけがえのないものであるため、どのようにすることで自宅退院、自宅療養ができるのか、スタッフと連携し、退院に運ぶことができた時はとてもやりがいを感じました。
患者様、ご家族様が笑顔で「本当にありがとう」と、言って帰られたことが今でも忘れられません。
-転職は成功でしたか?失敗でしたか?
成功です。
-なぜそのように感じましたか?
圧倒的にワークライフバランスがとれるようになったためです。残業はほぼなく、定時で帰れるようになりました。
田舎なので、システムは弱くゆるい部分もありましたが、人間関係はとても良く、働きやすかったです。
また手付かずの自然に囲まれてのお仕事はとても魅力的でした。
-この仕事の個人的な楽しみ方があれば教えてください。
勉強をすることに尽きます。
どんなこともそうですが、わかれば楽しい。医療系の勉強会はこのご時世でもzoomなどでたくさんあるので、知識を増やせます。知識が、現場で繋がり患者様の役に立ったとき、とても楽しいと感じます。
また、人からの学びが多いこともこの仕事の魅力だと思います。スタッフにはそれぞれ、得意不得意な分野があります。
病態知識が豊富な看護師、患者様とのコミュニケーションが得意な看護師、細かい配慮ができる看護師、スタッフ一人一人に素敵な部分があり、そこを盗んで自分のものにしていくことができる。
-この転職からどのようなことを学びましたか?
地域性によって、看護の関わりも変わってくるということ。
文化や大切にしている価値観は、地域によっても異なります。初めは、びっくりするようなこともありましたが、それは間違っていると否定するのではなく、考えや思いに寄り添っていくことが大切なのだと学びました。
また、転職先の病院ではスタッフに向けて循環器の勉強会を開催させていただきました。私が北海道の急性期病院で培ってきたことが、こうやって離島の皆様のお役に立てたことを本当に嬉しく思います。
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