転職経験者に学ぶ!職種別転職体験談

思い込みや先入観で全てを決めるのはもったいない。私の中では一緒に働く人達との関係や雰囲気が大事だと気づきました。

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Yさん / 30歳 / 女性 / 大阪府
転職前:病院看護師(整形外科)/年収400万円
転職後:病院看護師(整形外科)/年収430万円

転職成功

-転職前の企業での業務内容を詳しく教えてください。
整形外科病棟で勤務しており、バイタル測定、状態・症状の観察、周手術期の患者対応、点滴、配薬、採血等の検査、保清、排泄介助、食事介助、入浴介助、術後のリハビリ、看護記録、常備薬のチェック、物品や救急カートのチェック、検査入院、緊急入院、予定入院患者対応・処理などを日々の業務として行っていました。他にも、新人教育や看護学生の実習指導、委員会や係活動なども行っていました。
-転職を考えたきっかけを教えてください。
日々の業務が忙しく、時間外勤務が必要になっても、なかなか時間外勤務の申請がし辛かったことや、年数が上がるにつれて委員会や、係活動、教育などの業務以外での仕事が増えていき、帰宅してからしなければならないことが増えていきました。また、ベテラン勢と新人との間で板挟み状態になることがあり、常に気を遣う状態であることが多く、働きにくさを感じたところから転職を考えました。
-この業務だけはもっと続けたかったという業務があれば教えてください。
入浴介助です。日々、業務に追われ患者さんとゆっくり話をする機会が少ないのですが、入浴介助の時には、患者さんの体を洗いながら様々な話をすることができるからです。また、整形外科病棟で術後の患者さんが多く、入浴の仕方など指導しながら介助していたのですが、患者さん一人ひとりの退院後をイメージして、その人に合った方法を指導していく中で、患者さんの自立を促せることに喜びを感じていたことも理由の一つです。
-転職活動はどのように行いましたか?
転職を考えていた時に、自身の結婚が決まりました。夫の転勤のため東京へ行くことになり、まずは住む場所を決めて、引っ越しを完了させてから転職活動を行いました。
転職活動はインターネットでいくつかの転職サイトに登録し、最終的にマイナビ看護師を使用し、何度か対面で話をして希望に沿った病院を探していただきました。面接も同行していただき、心強かったのを覚えています。次の職場が決まるまで2~3週間ほどでした。
-転職後の会社に入社を決めた理由を教えてください。
結婚に伴い夫の転勤があり、大阪から東京への転職だったため、知り合いももちろんおらず、土地勘もなく、とても不安な中での転職活動でした。環境が変わるため、新しく勉強することが大変だろうと、元々経験していた整形外科病棟への配属にして頂き、その心遣いがとても嬉しく、入社を決めました。他にも自宅からの通いやすさ、通勤時間も考慮して決定しました。
-転職後の会社での業務内容を詳しく教えてください。
転職前と内容的にはほとんど同じで、バイタル測定、状態・症状の観察、周手術期の患者対応、点滴、配薬、採血等の検査、保清、排泄介助、食事介助、入浴介助、看護記録、常備薬のチェック、物品・救急カートのチェック、緊急入院、予定入院患者対応・処理などを行っていました。
他に委員会活動や新人教育がありました。出席必須の勉強会などもありました。
-入社前のイメージと違っていたところはどんなところですか?
転職前の病院は建て替えたところで施設も綺麗だったのですが、転職後はあまり綺麗とは言えない病院でした。施設や物品自体古いものが多かったことが印象に残っています。初めての転職であったため、使用物品の違いや、やり方の違いなど驚くことが多くありました。
-仕事の難しさ、辛さを感じた点はありますか?またそれはどのように克服しましたか?
今までは夜勤を看護師3人体制で行っていたのですが、転職後は2人体制だったところがとても不安でした。また、物品の位置や検査へ搬送する場所を把握することも大変で、他にも病院によっていろんなルールがあり、転職後の病院でのルールをまず覚えること、間違えずに実施することが難しく感じました。とにかく、不安に思ったことや、疑問を感じたことは誰かに聞いて、確認しながら業務を行うことで、少しずつ解決することができました。確認したことはメモを取って忘れないように、迷った時に見返せるようにしていました。
-仕事の中でやりがいを感じた(ている)部分はどこですか?
私自身が関わる中で、状態の異常に気付くことができ、早急に対応したことで患者さんの状態悪化を未然に防げた時や、患者さんの状態が良くなっていく時、感謝の言葉を頂いた時にやりがいを感じました。手術後に元気になって退院していく患者を送り出すたびに、とても嬉しく感じることが多かったです。
また、スタッフとコミュニケーションを取る中で、円滑に業務が進んだ時や、いろんな気付きや学びを得られた時にも同じくやりがいを感じました。
-転職は成功でしたか?失敗でしたか?
成功です。
-なぜそのように感じましたか?
転職を考えるきっかけとなった、業務以外での委員会や係の活動が減ったことです。また上下関係はあっても、人間関係や雰囲気も良かったため気を遣って働くことがなくなり、とても働きやすくなったことが一番大きな要因です。時間外業務については、減ることはなかったですが、時間外勤務の申請もしやすくなり、次第に病棟で勤務していると、患者さんの急変や緊急入院もあり、時間内での勤務終了が難しいことも受け入れられるようになりました。
-この仕事の個人的な楽しみ方を教えてください。
認知症患者さんとの関わりがとても楽しく感じる時があります。すぐに同じことを聞いてくる患者さんに、毎回違う返答をすれば毎回違う反応をしてくれる時があり、笑ってしまうことがあります。日々楽しく過ごせるよう、コミュニケーションを取ることを意識しています。同室の認知症患者さん同士が辻褄の合わない、ツッコミどころ満載の会話を繰り広げている時も、聞いていてとても楽しい気持ちになります。
-この転職からどのようなことを学びましたか?
病院によって基準やルールは様々で、今までの普通が普通ではないということを学びました。
また、東京での転職で、言葉の違いや何となく持っていたイメージから、正直なところ今回の転職での成功はないだろうなと思っていたのですが、実際に働いてみると人間関係や雰囲気が良くてとても働きやすく、この病院で働けてよかったなと思っています。
今回の転職で、思い込みや先入観で全てを決めるのはもったいないということがわかりました。
業務自体は、転職後の方が大変なことも多いですが、私の中では業務内容や忙しさよりも一緒に働く人達との関係や雰囲気が大事なのだなということが、今回の転職でわかりました。
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