転職経験者に学ぶ!職種別転職体験談

業務に追われず一人ひとりと関わることが出来、自分が最初に求めていたことが叶いました。

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Mさん / 25歳 / 女性 / 大阪府
転職前:救命救急科の看護師/年収400万円
転職後:介護老人保健施設の看護師/年収350万円

転職成功

-転職前の企業での業務内容を詳しく教えてください。
救命救急科での勤務で、
・急変時対応や日常生活の援助や介助
・処置の介助や緊急入院の準備や家族の対応
・機械の管理や点検(人工呼吸器・ECMO・HD・スワンガンツドレーン・脳室ドレーンなど)
・コロナ患者の受け入れ(ICU管理が必要な重症患者→基本的にはECMO.人工呼吸器は装着している)
・ご家族様の対応(コロナ前は面会が出来たので日々の様子は患者様をみて話す事ができたし毎日面会に来るご家族様は顔色や表情で日々の疲れなど知ることができたが、コロナの影響で面会中止となり関わる機会が減ってしまった)
・急性期の患者様でもリハビリが必要なのでそのリハビリの介助(理学療法士さんと連携して呼吸器装着をしたまま車椅子へ移乗など)
・回復期の患者様のリハビリの介助
など、主に一般科での入院が困難な患者様の看護をしていました。
-転職を考えたきっかけを教えてください。
たくさんあるので、下記にまとめます。
・夜勤月に7回程度に対して給料が見合っておらずしんどさだけが残ってしまった
・急変時対応が怖かった
・回復した患者様のその後に関わっていきたいと思った
・重症疾患に対して学べる嬉しさがわからなかった(学べる嬉しさがある先輩たちが多かった)
・理不尽な事で怒られることにストレスを感じた
・多忙すぎて患者様に関われる時間は少なく看護をしてると言うよりはただただ業務を遂行している状況が嫌だった
・上の立場の日の人が下の人たちの状況を理解しようとしない現状が辛かった
・せん妄を起こすことは仕方ないし病気だからと思う反面暴力や暴言など患者様からされることが辛かったし、それをどこにも訴えることができないのが辛かった
・患者様とドクターの間に挟まれて両方から怒られることにストレスを感じた
・ドクターの機嫌を考えて行動することがストレスだった
体力的にも精神的にしんどかったし、お給料も割に合ってなくて転職を考えました。
-この業務だけはもっと続けたかったという業務があれば教えてください。
回復期にある患者様のリハビリの援助・家族看護はもう少し勉強もしたかったです。
-転職活動はどのように行いましたか?
複数の転職サイト(マイナビ看護・医療ワーカー・MRT・看護のお仕事・看護roo )を利用しました。
退職や転職をする先輩や同僚から、次の転職先を決めてからいつから次の職に移ると明確に決めておいた方がすぐに退職の手続きができると聞いていたので、転職する事を伝える前に活動し始めました。
師長に話す時、「次のところはもう決まっていて何時ごろから働き始めるのでいついつに辞めます」と言いました。そうしないと規定では1ヶ月前に伝えれば退職できるのに引き延ばされるのできっぱり伝えることが大切でした。少しでも揺らぐとなかなか辞めさせてもらえないです。
-転職後の会社に入社を決めた理由を教えてください。
リハビリを援助したい、回復ができるように支援したいと思っていたのでそれを実現できる場所だと思い入社を決めました。
患者様を第一に考えると言う理念に共感ができたので入社したいと思えました。
時間に追われる事なくお客さまと関われると思いました。(前の職場はお客さまを第一にとは考えているものの多忙で一人ひとりに長く関われる時間も少なく業務に追われる日々だった。リハビリを個人的にしたくても次々に業務が増え残業になることが多かった)
年間行事も多く病棟では経験できないことがたくさんあることが魅力でした。
(コロナ禍だったのでみんなが集まる行事は中止)
-転職後の会社での業務内容を詳しく教えてください。
業務は看護師と介護事業があり、どちらも補う職場でしたのでまとめます。
介護業務→日常生活の援助(トイレ誘導し排泄介助・臥床しているお客様の排泄介助・入浴介助・食事介助→自己摂取不可のお客さまが数名・臥床しているお客さまの移乗→主に1人で行う)リハビリの援助
看護業務→内服薬の準備と内服の介助・皮膚の観察や必要なお客様の処置
・胃瘻のお客さまの食事・口腔ケア・診察の介助、医師からの指示受け(内服薬を続けるかどうかなど)・急変時の対応・受診の付き添い
その日の役割業務→見守り(デイルームにいるお客さまの見守り)
食事後のコップやエプロン、歯ブラシなどの洗浄、入れ歯の洗浄
食事の配膳(朝食・昼食・おやつ・夕食)
リクリエーション(音楽を聴いたり歌ったり)
-入社前のイメージと違っていたところはどんなところですか?
老健は3ヶ月以内で回復を目指すことを目的としているが、今の現状それは難しいとわかっていたが、リハビリの少なさにびっくりしました。
祖母が施設に入所した際は、3ヶ月以内に出ないといけないのでリハビリを頑張らないといけない、3ヶ月後には新しく施設を探すか自宅へ退院すると言われていたのでそのイメージがあり、リハビリをして日中を過ごしていると思っていたが、ほとんどの時間を車椅子に座って過ごす状況を見てこれだと自宅に帰るのは厳しいのではないかと思うようになりました。
老健施設なのでもう少し活発に行動している人が多く積極的なリハビリをしていると思っていたが、実際は車椅子に座っている時間もすごく長くじっとしているのも辛い状況だと思いました。
入社前と入社後のギャップがありすぎて慣れるのに少し時間がかかりました。
-仕事の難しさ、辛さを感じた点はありますか?またそれはどのように克服しましたか?
救命とは違うことが多く難しいし辛いと思うことが多かったのでまとめます。
・見守りの役割の際20名以上を1人で見るのが辛かった。(認知症の方が多く車椅子に座っていても立ち上がるお客さまや車椅子で自由に動くお客さまが居て1人では見切れない現状があった。その中でもお茶を準備したりと仕事もある状況が辛かった。)
・看護師は介護士のように介護の仕方を細かく習うことがないので実際行ってみて
1人でできないことが辛かった。
・1人でやっている方々を見て自分も1人でやらないといけないと思うと辛かった。
・おむつひとつでも当て方次第でコストを削ることができる事を理解はしたが
慣れてないこともあり難しいと感じた。
→長年介護士をされてるベテランの方に教えてもらい克服しようと頑張った
・なるべく声をかけて手伝ってほしい事を伝えるようにした
・リハビリの介助に慣れていなかったので、1人でリバビリの解除する際は怖かった。 (筋力低下のため歩行訓練をする際に膝折れをしてしまった時に1人だったので支えながら助けを呼ばないといけないし歩行訓練している途中だったので車椅子は遠く自分も一緒にこける可能性があった。こけてしまうと骨折などをしてしまい更に筋力低下し自宅退院が難しくなる可能性があることをわかっていたので怖かった)
・夕方につれてせん妄となるお客さまが次々と動き出したり、止めようとすると暴言や暴力がありそれでも1人で対応しないといけない状況がストレスで辛い時期があった。
-仕事の中でやりがいを感じた(ている)部分はどこですか?
お客さまとお話しすることは楽しかったが、やりがいを感じることがなかった。
急性期の方がやりがいはありました。(看護師と言うよりかは介護士としての仕事が多く急性期で働いていたのでギャップがありすぎましたね)
-転職は成功でしたか?失敗でしたか?
やめなければならない状況にならなければ成功だったと思います。(病気のため退職)
-なぜそのように感じましたか? 
やりがいはなかったけど、学ぶことはいっぱいあったし現状を知ることができたので
自分のプラスにはなったと感じました。
(急性期に比べて心に余裕があった。時間に追われることもなくお客さまとの関わりが増えた。夜勤からのストレスから解消された。プライベートが充実した)
これから高齢化が進むことが見込まれているので介護をする機会は増えると思ったので学んだことが活かされると感じました。
業務に追われることなくひとりひとりと関わることが出来たので自分が最初に求めていたことが叶いました。
病棟勤務ではベッドコントロールも早く1~3日で患者様が変わってしまうため名前も覚えられない状況だったが、老健施設は長く入所されているので入所しているお客さまの名前を覚えて性格も知り関わることが出来たのですごくよかったです。
-この仕事の個人的な楽しみ方を教えてください。
業務に追われることは病棟に比べ少ないのでいっぱいお客さまと話してください。話せば話すほどお客様のことを理解できるので楽しいです。
行事もたくさんあるので参加して楽しんでください。行事の際はいつもは見せないお客さまの素顔を見ることができます!
最初はつまらないと感じることがあると思うし、せん妄によって暴言暴力がある場合もあり辛いと感じることが多あると思いますが、慣れてしまえばせん妄の対応も楽になり笑って対応ができることが増えると思います。最初は先輩を頼ってストレスを溜めず「また怒ってるなぁ笑」程度で関わった方がいいと思います。お客さまのできることを見つけてみてください。
-この転職からどのようなことを学びましたか?
自分の求めている職場を探す際に転職サイト利用しましたが、自分の求めている場所とは違うところを薦めてくるので、自分の考えをしっかり持って妥協せず探す必要があると学びました。
業務内容をもう少し詳しく教えてもらっていたら(今回であれば看護業務と介護業務ではどちらの方が多いか、看護師も介護業務に参加するのかなど)よかったと学んだ。
一度、病棟内を見学させてもらう方が良かったと思いました。
実際に働いている看護師と話をできる機会を作ってもらうともう少し仕事の内容や心境などを知れるのではないかと思います。
転職活動を通して面接時に自分の動機を伝えても経験年数で判断され、実際に「疲れんでしょ」と言われたり、入職後に先輩から「あんまり続かないタイプ?」など聞かれることがあったので3年は同じところで働かないと動機も意味ないのだと思いましたね。
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