転職経験者に学ぶ!職種別転職体験談

看護師としての知識と経験に不安があったので、緊急時にドクターを頼れる病院勤務を選びました。

1つ星 0
読み込み中...
Iさん / 40歳 / 女性 / 秋田県
転職前:看護師
転職後:看護師

転職失敗

-転職前の企業での業務内容を詳しく教えてください。
療養型病棟だったので、ほぼ寝たきりの患者様のケアが中心でした。点滴、採血、排せつ介助、食事介助、急変時の対応などが主な仕事です。
なかには重症の方もいますので、人工呼吸器や心肺モニター、酸素投与の管理もあります。
勤務形態は2交代制(①9時~17時、②16時半~9時半)でした。②の夜勤は月に4回ほどでした。
-転職を考えたきっかけを教えてください。
結婚を機に引っ越すことになり、退職しました。
5年ほど勤務し、仕事にも慣れてきた時期でした。
職場の雰囲気は比較的良好で、働きやすかったと思います。一方で、そろそろ環境を変えて新たに何かやってみたいなと思っていたので、ちょうどいいタイミングでした。
結婚後は、夜勤はせずに昼間だけのフルタイムで働くか、パートタイムで働くかで考えていました。
-この業務だけはもっと続けたかったという業務があれば教えてください。
ほかの職種も考えたこともあるのですが、今までの経験を活かしたかったのと、収入の面でやはり看護師がいいなと思いました。
-転職活動はどのように行いましたか?
ハローワークを通して近所のクリニックに勤めましたが、しばらくして院長が体調を崩しクリニックを閉業することになりました。
5か月くらい働いていたと思います。そのため、ネットなどでいろいろ調べて、パートの看護師を募集していた病院に自分で応募し採用となりました。
-転職後の会社に入社を決めた理由を教えてください。
看護師募集は本当にたくさんあり、ショートステイ、デイサービス、介護施設、訪問看護など様々あるなかで、私は病院がいいと思っていました。
理由は緊急時にドクターがいた方がやはり安心だからです。自分はまだ看護師としての経験と知識に不安を感じていたので、施設などで様々な判断を求められる仕事は自身がありませんでした。
加えて、昼間のパート勤務がしたかったので、9時~15時という時間帯も希望に合っていました。
-転職後の会社での業務内容を詳しく教えてください。
配属されたのは内科外来でした。
外来患者様の問診から始まり、体重・血圧測定、採血、点滴、検査説明、主治医への報告、他部署への連絡、入院の手続き、救急車の対応、とにかく何でもやらなければいけませんでした。
毎日内科だけで100人ほどの患者様が受診するうえ、緊急の場合はそちらが優先されるので、せっかく予約されて来られた方から待ち時間のクレームもあり、その対応にも苦慮しました。
-入社前のイメージと違っていたところはどんなところですか?
今まで病棟での勤務しか経験がなく、外来は初めてだったのですが、予想以上に忙しかったです。
トイレに行くこともやっとの状況がしばしばありました。一方で、耳鼻科や眼科などはもっとゆったりしていたと思います。
-仕事の難しさ、辛さを感じた点はありますか?またそれはどのように克服しましたか?
初診の患者様の問診です。診察を可能な限りスムーズに進められるよう、ドクターの診察前に看護師がある程度情報収集しておくのですが、主治医が知りたいと思う症状や内容を聞き出すのが難しかったです。
一応、問診のマニュアルはあるのですが、それ以上の洞察力が求められると思います。そのため参考書などで勉強したり、分からなかったことはメモして帰って調べたりするのを繰り返していました。
-仕事の中でやりがいを感じた部分はどこですか?
新たな技術や検査方法を覚えて、出来るようになることは楽しかったです。
また、処置や検査などが重なって人手が足りないときに手伝いに行ったり、逆に助けてもらったりしたときはチームワークを感じました。
あとは、ありきたりですが患者様から感謝の声をもらったときは嬉しかったです。
-転職は成功でしたか?失敗でしたか?
ある意味成功。ある意味失敗。
(結果退職しているので失敗)
-なぜそのように感じましたか?
外来勤務は大変でしたが、やってよかったと思います。今まで知らなかった分野で様々な知識を得られたのは、自分にとって貴重な体験でした。失敗した点は、少し忙しすぎたのと外来のなかのコミュニティに馴染めなかったからです。
私の所属していた部署はとにかく多忙で、そのせいかスタッフも常にピリピリしていました。毎日戦場に向かう気持ちで仕事に行っていたので、家に帰ってもイライラすることが多かったです。結局3年でそこの職場を退職しました。
-この仕事の個人的な楽しみ方を教えてください。
看護師の働き方は様々で、自分のライフスタイルに合わせて自由に変えていけるところが魅力だと思います。
あとは比較的転職しやすい職業ではないでしょうか。
それこそ病院、クリニック、在宅医療、施設のほか、派遣看護師やイベントナース、最近では起業するナースもいるようです。
自分に合ったところを選べますし、もしそこの職場が合わなければ無理に続ける必要もないと思います。看護師をやりたいという気持ちがあれば、ステップアップも兼ねてどんどんいろんな分野に挑戦してみるのもいいのではないでしょうか。
-この転職からどのようなことを学びましたか?
転職で最も重要だと思うのはリサーチすることですかね。現在、私は病棟でパート勤務をしていますが、今の職場は知人を通していろいろ話を聞かせてもらい、何度か見学や面接に行って決めました。
ハローワークだけではなかなか得られない情報もありますし、転職サイトや求人雑誌などを使って自分で調べるにも限界があります。
実際にそこで働いている人の声を聞くことで、収入や勤務形態、福利厚生といった基本的な情報はもちろんのこと、社内や職場の雰囲気、休みのとりやすさといった細かい所まで知ることができ、実際働いたときにギャップは少ないと思います。
1つ星 0
読み込み中...
コメント一覧(0)

コメントする

お役立ちコンテンツ