転職経験者に学ぶ!職種別転職体験談

お客様と関わることで、表情や話し方に気を配れるようになりました。

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Iさん / 29歳 / 女性 / 愛知県
転職前:整形外科の看護師/年収 493万円(1年目)530万円(2年目)
転職後:医療脱毛クリニックの看護師/年収 450万円以下(1年目) 430万円(2年目)

転職失敗

-転職前の企業での業務内容を詳しく教えてください。
*外来
手が空いているスタッフ(主に処置室か問診係)が医師の診察前、診票に基づいた診察前の症状確認と聞いた状態から電子カルテへの入力。
処置室→関節注射の準備、採血、点滴の実施、MRIの問診と予約
問診係→再診患者の問診・症状の変化の有無を患者に聞き、診察前に電子カルテへ入力
先生付き→診察に上がってきたカルテを基に次に診察室へ案内する患者を診察室近くの部屋へ誘導、医師から指示が出た内容を処置室に分かるように入力し電子カルテを処理する

*病棟
入院予定の患者カルテの作成、入院前患者の部屋準備、手術前準備、手術後の状態観察、点滴、装具の角度調整、主治医の診察準備、ドレーンの排液、酸素・モニター管理、氷嚢作成、退院後のベッド片付け・新たなベッド作成、退院処理、退院後初診の予約取り、電子カルテ・紙カルテの併用
-転職を考えたきっかけを教えてください。
私が勤務していた際は、大部屋が5人床+冷蔵庫が設置されていました。本来一般的な病院であれば大部屋は4人床の部屋の広さです。その為、手術から帰室した患者のストレッチャーからベッドへの移乗は1人がベッドサイド、もう1人がベッドの上に乗った状態で患者の下にあるマットを引っ張る形で移乗します。
入院している患者はスポーツ整形なのでスポーツ選手の大学生や社会人なので、身体的負荷がかかり、腰椎椎間板ヘルニアになった事がきっかけです。
2年目の初夏に発症して神経痛出現時は痛みがありながらも通常通り働いていました。しかし、冬には歩行困難な状態となったため退職しました。
私はヘルニアの検査時に仙骨が普通の人よりも生まれつき小さかった事が分かり、その為一般の人よりも腰痛が出現しやすい身体だった事が原因です。
その為、私よりも年齢が上で長く勤めている方も複数人居ますし、私のようなケースは稀だったと思います。
-この業務だけはもっと続けたかったという業務があれば教えてください。
私にとっては全体的に働きやすい職場だったので、腰椎椎間板ヘルニアさえ無ければまだまだ働き続けたい職場でした。
外来業務よりも病棟業務のほうが悪臭も少なく、業務内容も少人数制で自分のペースで仕事が行える為、病棟業務で継続していきたい思いが強かったです。
-転職活動はどのように行いましたか?
転職サイト(医療ワーカー)を使いました。ネットからの無料登録後、電話が掛かってきて自分の希望する条件を伝えました。年収、場所、酒類(病院・クリニック・施設・訪問看護など)の希望に合わせて後日電話連絡があります。
希望した所へエントリーシートを提出していただきました。面接が決定し、面接当日は面接会場の最寄り駅で待ち合わせをして、面接会場のエレベーター前まで同行してくださいました。
-転職後の会社に入社を決めた理由を教えてください。
前職が一般よりも高年収と多い休日日数(123日)で有床クリニックだったため、年収と休日日数に焦点を当てながら、病院以外の希望だったため、美容系の希望になりました。
しかし当時26歳と美容系に行くには割と年齢が高めだったこと、有名な美容整形外科は課題が出るなど業務外の仕事に対する学習に時間を費やす必要がある事、また働きながらも腰痛が悪化しにくい職場を選ぼうと、引き算的な考えで転職活動を行いました。
その為、唯一合格を頂いたクリニックへ入社することにしました。
-転職後の会社での業務内容を詳しく教えてください。
医療脱毛の施術(ジェントルレースPro、メディオスター)、受付業務、硬毛化の発見・説明、次回予約取り、電子カルテの記入、再販のトーク・契約、電話対応
-入社前のイメージと違っていたところはどんなところですか?
想像以上にスタッフが若く、年齢や経験年数関係なく人を見て社員に敬語を使わない人が居たことに驚きました。
また看護師同士も常に恋愛の話と、他スタッフの悪口を対象者が居ない状態のときに行われていました。
カウンセラーは仕事に各々信念を持って行っており、手が空いているときは施術のサポートを常に気にかけてくれて、初めてカウンセラーと一緒に働きましたが優しい方が多かったです。
予想していたよりもスタッフ全員の美意識が高く、可愛い顔立ちの人が多かったです。
思っていたよりも時間に追われながら照射・予約と業務を遂行する必要がありました。
また、照射中常に下を向いて仕事を行う為、首肩回りの痛みが毎日ありました。
-仕事の難しさ、辛さを感じた点はありますか?またそれはどのように克服しましたか?
あまり再販が得意では無かった為、再販に繋がりそうな時にカウンセラーの手が空いていたら相談をするようにしていました。アドバイスを貰ってから施術後の再販トークに入ることにしていました。それでも施術中に再販のトークをしてあまり良い反応では無かったときは、ほかの話題に切り替えてしまう事が多く美容系で働く難しさを感じました。
硬毛化の事も学び、硬毛化を発症する人は少ないと習い勉学していたが、実際働いていると1日の1/3ほどは硬毛化になってしまったお客様だな、と働いている途中で気づきました。原因も医学的に不明のため照射の方法を変更して対策していくしかないのですが、高額な料金を払って綺麗になるために通っていたのに、通う前よりも毛が濃くなっているお客様の対応をする時は毎回心が痛みました。硬毛化になってしまっても私費診療であり、追加コースは常に高額のため再販トークを行うことがお客様の立場を考えれば考えるほど辛かったです。
初回カウンセリングの時に硬毛化について説明されているとはいえ、まさか自分がなるとは思って居なかったお客様が大多数なので、限られた時間の中ではありますが、写真での変化の説明(良くなっている・悪くなっている)と共に今後の施術方法を説明して提案するようにしていました。
-仕事の中でやりがいを感じた(ている)部分はどこですか?
5回で満足のいくレベルまで脱毛効果を体感する事はほぼ不可能ななか、回数を多く通っていただいているお客様の施術に入らせて頂くときは、毛が無くなり綺麗になったことに対する喜びの声を多く聞きました。その声を聞けると脱毛の施術を一生懸命行っている事にやりがいや嬉しさを感じました。
照射中にお客様から「次回もあなたに照射して欲しい」と言っていただける機会もあったので嬉しかったです。担当制では無い為、お会いできたときに声を掛けて頂いた時や数か月空いて再度施術を担当した時に覚えてくださっていた時は嬉しかったです。
-転職は成功でしたか?失敗でしたか?
どちらかと言えば失敗でした。但し、自身の身体的な理由が背景にあるので、過去に戻れたとしても他の選択肢は考えなかったと思います。
-なぜそのように感じましたか?
自身の身体的な理由が大きいです。働いてみて自分は営業トークが得意では無く、自身の仕事よりも相手の気持ちや金銭面に目を向けて消極的になってしまい、向いていないと感じました。
-この仕事の個人的な楽しみ方を教えてください。
同年代のお客様と恋愛や仕事の話を聞いたり、母親世代のお客様が何に悩んでいるのか等、医療現場ではお話ししたり耳にすることがない話題も話し聞くことが出来ます。
他の同業者の内情は分かりませんが、メアリクリニックではスタッフ同士で営業終了後に脱毛し合えるので脱毛の予約で悩まなくても良く、照射の強さも調整して行ってもらえるのは得をしたように感じます。
美容系の知識も学び、看護師の中でも全く違う世界を経験することが出来ることが新鮮さを感じました。
-この転職からどのようなことを学びましたか?
お客様と関わることで仕事上常に笑顔で接すること、声のトーンや話し方に気を配れるようになりました。
再度医療現場に携わったときに、ご家族への対応や電話対応では接客業に携わった事で得られた経験が生きていると身をもって感じています。
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