医療ミス?後悔しないために知っておくべきこと:事例から学ぶ、適切な対応と専門家への相談
医療ミス?後悔しないために知っておくべきこと:事例から学ぶ、適切な対応と専門家への相談
この記事では、ご家族の医療に関する疑問や不安を抱えているあなたに向けて、具体的な事例を通して、医療ミスと疑われる状況にどのように対応すべきか、そして専門家への相談の重要性について解説します。医療現場での出来事に対する疑問は、非常にデリケートであり、感情的な負担も大きいものです。この記事を通して、冷静に状況を分析し、適切な行動を取るための知識とヒントを提供します。
母は現在73歳、10年前に人工肛門の手術を実施、現在足の切断手術を行いその入院中に肺炎を起こし、肺の周りに溜まった水の中の菌が血液に流れ高熱が出る。抗生物質を投与し、治療している最中、去年の7/24の夜に母が腹痛を訴え、医師が確認すると便が5日分溜まっており、それが原因で腸が裂け人工肛門の隣から便が漏れていた。大きな病院に運ばれたが、手術ができる状態ではないと判断された。理由としては、昔からの持病である膠原病での長期ステロイド治療、SLEといった持病が原因で皮膚の再生能力の低下、血流が悪い等の理由で手術をしてもその傷口が塞がらない可能性があるとのこと。
その後、裂けた箇所を消毒するという処置を続けていましたが壊死が進んでいき去年亡くなりました。
下記点が医療ミスにならないか疑問がありましたので、お分かりになる方がいらっしゃいましたら教えていただればと思います。
- 入院しているのにも関わらず、5日間の便秘に気づかなかった。ストマをしているので毎日の排便がないかは患者の口頭チェックではなく目視にてチェックしているはず、且つ元々の持病もあるため人工肛門付近の皮膚チェックも行っていなかったのか?
- 左目が失明していたため点眼薬治療の継続が必要であったが要冷蔵の点眼薬が机の荷物の間に放置したままだった
- 歯磨きの手伝いや補助等をしてくれていなかった。コロナ禍で面会ができなかったが、もう治療ができないとなったときに重病患者扱いになるのでと特別に10分の面会ができることになった。その際に口元を見ると歯間にたくさんの食べかすが挟まっていたので歯磨きの補助等できないか担当看護師に相談。誤飲する可能性があるのでできないと回答あり。母はお腹が裂けたのと両足を太ももから切断していたため自力で起き上がることはできない。ベッド自体を起こしたとしても自分でお尻を移動させて高さを調整する等、普通の人ができることができない状態。私が面会できる日は私が補助を行い実施していましたが、自分で歯磨きし、桶を口元まで持っていくと自分でうがいができる状態だった。しかし亡くなった際に口の中に何かあるなと覗くと何十個もの白く膿んだ口内炎ができていた。
- 食事の補助がなかった。食事はベッドの上に机を移動させ、その上にお盆をのせて食事をとっていた。面会のときに胸元がいろんなシミで汚れていたので母に確認すると、上記の通り片目失明、ベッドを起こしても1人で起き上がることができなかったためお椀やお皿の中に何が入っているのかわからないので指やスプーンでお椀を自分の近くまで引き寄せており、その際に味噌汁やおかずが胸元にこぼれてしまったとのこと。これは毎食事に起こっていたので担当看護師と医師に相談。自分でできる内は自分でやったほうがいいとのことでそのご意見には賛同したが、まだ意識もハッキリしていない状態であり今の内だけでもお願いできないかと相談し最終的には補助をしてくれることになった。しかし歯磨きが誤飲するからできないと言っていたのに食事は本人任せにするというのに矛盾を感じた。
- 5日間の絶食後、最初の食事は流動食等ではなく普通食であった。血圧も下がる等があったため絶食を5日間実施。初めての食事について当日母との電話で食事が始まったこと、普通食だったよと確認済み。しかしこの夜に腹痛が発生。母の体を診て何が原因か調べる検査すらも負担が掛かるのでできないと判断。痛み止めを複数回打つも効かないため最後はモルヒネを打ち、そのまま母は意識がなくなり亡くなる。実際の死亡診断書の死因は敗血症となっていたが、私はいきなり普通食となったのが原因でないかと思っている。健康な人でも数日間の絶食後に普通食をいきなり食べると胃痛が起こるので、どうしてその判断になったのか疑問。
- 両手にミトンを付けた状態で放置。せん妄が少しあり、点滴の管を抜いたりしないようにと亡くなる最後の方に両手にミトンを付けることになった。何あればナースコール押してくださいと言っていたがミトンでは押せない。面会に行ったときもナースコールはベッドの横に落ちている状態。母の病室(個室)はナースステーションから離れており声を出してもドアをいつも閉めているので聞こえない。看護師に確認すると何回か見に来たりしていますのでとのこと。入院した当初はすぐに見れるようにという理由でナースステーションの前の病室にいた(ドアは常に開いた状態)が、掃除をする等の理由で一旦部屋を移動。しかし数日待っても部屋が元に戻ることはなく最後まで一番端の部屋だった。もう亡くなるからという理由で移動させたのか?(これは考えすぎかもしれません)
医療ミスにならないのかご存じの方、教えていただれば幸いです。
ご家族が医療機関で治療を受けている最中に、このような疑問や不安を感じることは、非常に辛い経験です。今回のケースでは、人工肛門の手術歴、足の切断手術、膠原病やSLEといった持病、そして高齢という背景があり、様々な要因が複雑に絡み合っています。以下では、ご相談内容を詳細に分析し、医療ミスに該当する可能性、そして今後の対応について、具体的なアドバイスを提供します。
1. 医療ミスとは何か?
医療ミスとは、医療従事者の過失によって患者に損害が生じた場合を指します。具体的には、診断の誤り、治療の選択ミス、手術のミス、投薬の誤り、看護上の過失などが挙げられます。医療ミスを判断するためには、医療水準に照らして、その行為が適切であったかどうかを評価する必要があります。医療水準とは、その時点での医療に関する知識や技術、そして医療従事者が通常払うべき注意義務を指します。
2. 相談内容の各項目に対する考察
以下に、ご相談内容の各項目について、医療ミスの可能性や、考慮すべき点を整理します。
2-1. 便秘への対応と皮膚チェック
人工肛門を使用している患者の場合、排便状況の確認は非常に重要です。便秘が長期間続くと、腸閉塞や腸穿孔のリスクが高まります。目視での確認や、患者への問診、腹部の触診など、適切な対応が求められます。人工肛門周囲の皮膚の状態も、合併症の早期発見のために定期的にチェックする必要があります。今回のケースでは、5日間の便秘に気づかなかった点、人工肛門周囲の皮膚チェックが適切に行われていなかった可能性がある点は、医療水準に照らして問題がないか、専門家の意見を聞くことが重要です。
2-2. 点眼薬の管理
要冷蔵の点眼薬が適切な温度管理下になかった場合、薬効が損なわれる可能性があります。失明している患者の場合、点眼薬の適切な使用は非常に重要であり、看護師による管理が求められます。点眼薬の管理体制に問題があった場合、医療過誤に繋がる可能性があります。
2-3. 歯磨きと食事の補助
高齢者や、身体的な制限がある患者の場合、口腔ケアや食事の補助は非常に重要です。誤嚥性肺炎のリスクを減らすためにも、適切な口腔ケアは不可欠です。今回のケースでは、歯磨きの補助を拒否した一方で、食事は本人に任せていたという矛盾点があります。患者の状態を考慮した上で、適切な対応がなされていたか、検討する必要があります。
2-4. 食事内容と絶食後の対応
絶食後の食事は、患者の状態に合わせて段階的に行う必要があります。いきなり普通食を与えると、消化器系の負担が大きくなり、腹痛を引き起こす可能性があります。今回のケースでは、5日間の絶食後に普通食が提供され、その後に腹痛が発生したという経緯があります。食事内容の選択が適切であったか、専門家の意見を聞くことが重要です。
2-5. ミトンの使用とナースコールの問題
ミトンの使用は、患者の安全を確保するために行われる場合がありますが、患者が自力でナースコールを押せない状況は問題です。患者が助けを求める手段を奪うことは、適切な看護とは言えません。病室の位置や、看護師の巡回状況なども含めて、患者の安全管理体制に問題がなかったか、検証する必要があります。
3. 医療ミスを疑う場合の対応
医療ミスを疑う場合、以下の手順で対応を進めることが推奨されます。
3-1. 情報収集
まずは、診療記録、看護記録、検査結果、投薬記録など、可能な限り多くの情報を収集します。これらの記録は、医療行為の過程を客観的に把握するための重要な資料となります。
3-2. 医療機関への説明と情報開示請求
医療機関に対して、今回の件について説明を求め、情報開示を請求します。医療機関は、診療記録などの開示に応じる義務があります。ただし、開示される情報には限りがある場合もあります。
3-3. 専門家への相談
医療に関する専門家(弁護士、医師など)に相談し、今回のケースが医療ミスに該当するかどうか、客観的な意見を求めます。専門家は、医療記録を分析し、医療水準に照らして、問題点を指摘してくれます。弁護士に相談することで、法的手段を含めた今後の対応についてアドバイスを受けることができます。
3-4. 証拠の保全
医療ミスが疑われる場合、証拠を保全することが重要です。診療記録や看護記録、検査結果などは、紛失しないように大切に保管しておきましょう。また、医師や看護師とのやり取りを記録しておくことも有効です。
3-5. 医療紛争解決制度の利用
医療ミスに関する紛争は、裁判だけでなく、様々な解決制度を利用することができます。例えば、医療事故調査・支援センターや、弁護士会などが運営するADR(裁判外紛争解決手続)などがあります。これらの制度を利用することで、迅速かつ円滑に紛争を解決できる可能性があります。
4. 専門家への相談の重要性
医療に関する専門家への相談は、非常に重要です。専門家は、医療に関する高度な知識と経験を持っており、客観的な視点から今回のケースを評価してくれます。また、専門家は、医療機関との交渉や、法的手段の選択など、様々なサポートを提供してくれます。
具体的に相談できる専門家としては、以下のような人たちが挙げられます。
- 医療弁護士: 医療訴訟に精通しており、法的観点からアドバイスをしてくれます。
- 医師: 医療現場の専門家として、医療行為の妥当性を判断してくれます。
- 医療コーディネーター: 医療機関との交渉や、情報収集をサポートしてくれます。
専門家への相談を通じて、医療ミスの有無を判断し、今後の対応について適切なアドバイスを受けることができます。また、専門家のサポートを受けることで、精神的な負担を軽減することもできます。
5. 医療ミスを防ぐためにできること
医療ミスを完全に防ぐことは難しいですが、患者自身や家族が、医療に関する知識を深め、積極的に情報収集を行うことで、リスクを軽減することができます。
具体的には、以下のような点に注意しましょう。
- 病状や治療内容について、医師や看護師に積極的に質問する: 疑問点や不安な点は、遠慮なく質問しましょう。
- セカンドオピニオンを求める: 他の医師の意見を聞くことで、治療方針に対する理解を深めることができます。
- 医療記録を保管する: 診療記録や検査結果などを保管し、自分の健康状態を把握しましょう。
- 医療に関する情報を収集する: 信頼できる情報源から、医療に関する情報を収集しましょう。
- 日頃から健康管理に気を配る: 健康な状態を維持することで、医療リスクを軽減することができます。
これらの対策を講じることで、医療ミスを未然に防ぎ、安心して医療を受けることができる可能性が高まります。
6. まとめ
今回のケースは、高齢者の医療において、様々な問題点が複雑に絡み合った事例です。医療ミスを疑う場合、まずは情報収集を行い、専門家に相談することが重要です。専門家の意見を聞き、適切な対応を取ることで、ご家族の納得のいく結果に繋がる可能性があります。また、医療に関する知識を深め、積極的に情報収集を行うことで、医療リスクを軽減することができます。
ご家族を亡くされた悲しみは計り知れません。今回の記事が、少しでもあなたの心の負担を軽減し、前向きに進むための一助となることを願っています。
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