介護施設でのコロナ対応に疑問…私が間違っている?現役看護師が抱える不安を徹底解説
介護施設でのコロナ対応に疑問…私が間違っている?現役看護師が抱える不安を徹底解説
この記事では、介護施設でのコロナウイルス感染症対応に関する疑問や不安を抱える看護師の方々に向けて、具体的なアドバイスと解決策を提示します。特に、感染対策、施設の方針、内部告発など、複雑な問題に焦点を当て、あなたのキャリアを守りながら、入居者と自身の安全を守るためのヒントを提供します。
病棟で5年間看護師をしてきました。現在、サ高住の施設内訪問看護をしています。理解できない点が多数あります。主任へ伺いましたが、納得のいく説明がされませんでした。どなたか教えて頂きたいです。長文になります。読みづらい文章で申し訳ありません。
一週間前、ひとりの看護スタッフが38度後半の発熱、全身関節痛、咽頭痛、嗅覚障害がある状態で解熱剤を飲んで出勤してきました。
その後、利用者がどんどん熱発していきました。呼吸状態が悪くなった方がおられ、家族が救急搬送を希望されたため、抗原検査がされました。結果は陽性でした。(それまで抗原検査は誰にも行われていませんでした。)
看護の統括が「陽性だと搬送してもらえないから陰性と嘘ついて搬送してもらって」と指示を出し、そのまま指示通りに搬送されました。
その後、往診医より「疑わしい人は検査を」との指示が出ました。統括より「事を大きくするな。」と指示があり、副主任も同じように言ってきましたが、私と同僚は独断で発熱がある方6名を検査しました。2人陽性が出ました。(このとき、本当は利用者とスタッフ全員を検査すべきだと思いました。)
2回目の抗原検査はしないと統括から指示がありました。夜勤はバイトばかりなのですが、事を大きくしないためか、陽性者が出たことは一切伝えられませんでした。
検査中にガウンと手袋を付けていたのですが、ガウンはコストがかかるし数が限られているから着るなと副主任から言われました。ずっとガウン無しで接してきたのだからどうせ感染している、ガウンは不要だと。現在もガウンは着させてもらっていません。コロナ陽性者にもゴーグルとマスク、手袋のみです。
別で1人、発熱後に呼吸状態がかなり悪くなった方がおられたので、その人も検査しようとしたところ副主任から「家族もいないし積極的に治療しない方針だから検査不要」と言われました。内密で検査したところ陽性でした。
スタッフがウイルスを持ち込んで、元気だった利用者さん達が体調を崩していく状況があまりにもつらく、罪悪感に潰されそうになったため、主任に全てを伝えて疑問をぶつけました。
スタッフが発熱と症状があるまま出勤したことについては、病院とは違って訪問看護は人数が少ないから休ませるのは難しいと。現在、わたしは微熱と関節痛、喉の違和感が出ていますが出勤させられています。
なぜ勝手に抗原検査をしたのかとても責められました。誰を検査するのかは統括と施設、クリニックで決まっていると。施設の方針もあると。在宅では、どこまで検査するのかは保健所と協議して決めていると言われました。全員抗原検査すべきでは?と言いましたが、それは病院のやり方だから在宅には当てはまらない。ガウンを着させてもらえないのも、施設の方針だから仕方ないと。そもそも、状態悪い人に検査する必要があるのか?と言われました。搬送時に陰性だと嘘を付くのもありえない事だと言いましたが、搬送したもらえたのだから結果的に良かったと。
施設や訪問看護ではこれが当たり前なのでしょうか?在宅ではありますが、施設なのだから入居者全員を守る必要があるのではと思います。他の利用者さんや家族さんは一切知りません。自分自身も守りたいのに、まったく感染対策がされません。私が間違っているのでしょうか。内部告発に詳しい方もおられましたら、ご意見ください。よろしくお願いいたします。
1. 現状の整理:抱えている問題点と疑問
ご相談内容を拝見し、あなたが抱える問題は多岐にわたることがわかりました。特に、以下の点が大きな問題点として挙げられます。
- 感染対策の不備: 発熱スタッフの出勤、ガウンの未着用、検査の制限など、感染拡大を助長する可能性のある対策がとられています。
- 情報隠蔽: 陽性者の発生を隠蔽し、他の入居者や家族への情報提供が不足しています。
- 倫理観との葛藤: 感染対策の不備や情報隠蔽に対し、倫理的なジレンマを感じています。
- 組織からの圧力: 検査の実施や問題提起に対し、組織から圧力を感じています。
- 自己防衛の不安: 自身も感染リスクにさらされており、自己防衛策が十分に取られていないことに不安を感じています。
これらの問題に対し、あなたは「施設や訪問看護ではこれが当たり前なのか?」「私が間違っているのか?」と疑問を抱いています。この疑問を解消するために、具体的なアドバイスと解決策を提示していきます。
2. 感染対策の基本と問題点に対する具体的なアドバイス
まずは、感染対策の基本を確認し、現状の問題点に対する具体的なアドバイスを提示します。
2-1. 感染対策の基本
感染対策の基本は、以下の3点です。
- 感染源の排除: 感染者からのウイルス拡散を防ぐ。
- 感染経路の遮断: ウイルスが人に感染する経路を断つ。
- 感受性宿主の防御: 感染しやすい人を守る。
これらの基本を踏まえ、具体的な対策を講じる必要があります。
2-2. 問題点に対する具体的なアドバイス
あなたの抱える問題点に対し、以下の具体的なアドバイスを提案します。
- 発熱スタッフの対応: 発熱や症状のあるスタッフは、原則として出勤を控えるべきです。これは、感染源を排除するための最も基本的な対策です。もし、人手不足で休ませることが難しい場合は、以下の対応を検討しましょう。
- 医療機関との連携: 医療機関に相談し、適切な指示を仰ぎましょう。
- 抗原検査の実施: 発熱スタッフに抗原検査を実施し、陽性の場合は隔離し、陰性の場合は症状に応じて出勤の可否を判断しましょう。
- 症状に応じた対応: 症状が軽い場合は、マスク着用、手洗い、手指消毒を徹底し、こまめな体温測定を行いましょう。
- ガウンの着用: 感染リスクの高い状況下では、ガウンの着用は必須です。ガウンのコストや数の問題がある場合は、以下の対策を検討しましょう。
- PPE(個人防護具)の適切な使用: ガウンだけでなく、マスク、ゴーグル、手袋を正しく着用しましょう。
- PPEの節約: 使用後のPPEは適切に廃棄し、再利用は避けましょう。
- 上司との交渉: ガウンの必要性を上司に説明し、適切なPPEの確保を求めましょう。
- 検査の実施: 疑わしい症状のある入居者やスタッフには、積極的に検査を実施すべきです。検査の制限がある場合は、以下の対応を検討しましょう。
- 上司との交渉: 検査の必要性を上司に説明し、検査の実施を求めましょう。
- 外部機関への相談: 医療機関や保健所など、外部機関に相談し、検査の必要性について意見を求めましょう。
- 情報収集: 検査に関する最新の情報やガイドラインを収集し、上司に提示しましょう。
- 情報公開: 陽性者の発生や感染状況は、入居者や家族に適切に情報公開すべきです。
- 情報公開の必要性: 情報公開は、入居者や家族の不安を軽減し、感染拡大を防ぐために重要です。
- 情報公開の方法: 感染状況、感染対策、今後の対応などを説明しましょう。
- 上司との交渉: 情報公開の必要性を上司に説明し、情報公開の許可を得ましょう。
3. 組織とのコミュニケーションと問題解決のステップ
次に、組織とのコミュニケーションを図り、問題を解決するための具体的なステップを説明します。
3-1. 問題提起と交渉
まずは、上司や関係者に対し、問題点を具体的に伝え、改善を求めましょう。その際、以下の点に注意しましょう。
- 事実に基づいた説明: 感情的にならず、事実を客観的に説明しましょう。
- 具体的な提案: 問題点だけでなく、具体的な改善策を提案しましょう。
- 根拠の提示: 感染対策に関するガイドラインや、専門家の意見などを参考に、根拠を示しましょう。
- 冷静な態度: 感情的にならず、冷静に話し合いましょう。
3-2. 記録の重要性
問題解決のためには、記録が非常に重要です。以下の情報を記録しておきましょう。
- 発生日時: 問題が発生した日時
- 関係者: 問題に関与した人
- 状況: 問題の詳細な状況
- 対応: どのような対応がとられたか
- 結果: その対応の結果
記録は、問題の証拠となり、今後の交渉や内部告発の際に役立ちます。
3-3. 相談窓口の活用
一人で抱え込まず、相談窓口を活用しましょう。以下の相談窓口が利用できます。
- 職場の相談窓口: 職場に相談窓口がある場合は、まずそこに相談してみましょう。
- 労働組合: 労働組合に加入している場合は、労働組合に相談しましょう。
- 外部の相談窓口: 弁護士、NPO法人など、外部の相談窓口も利用できます。
相談窓口は、あなたの権利を守り、問題解決をサポートしてくれます。
4. 内部告発について:リスクと注意点
組織内で問題が解決しない場合、内部告発を検討することになるかもしれません。しかし、内部告発にはリスクも伴います。ここでは、内部告発のリスクと注意点について説明します。
4-1. 内部告発のリスク
内部告発には、以下のようなリスクが考えられます。
- 解雇や不利益な処遇: 内部告発が原因で、解雇されたり、不当な異動を命じられたりする可能性があります。
- 人間関係の悪化: 職場での人間関係が悪化する可能性があります。
- 精神的な負担: 内部告発は、精神的な負担を伴うことがあります。
4-2. 内部告発の注意点
内部告発を行う場合は、以下の点に注意しましょう。
- 証拠の確保: 内部告発を行う前に、証拠を十分に確保しておきましょう。
- 相談: 弁護士や専門家に相談し、アドバイスを受けましょう。
- 情報公開の範囲: 情報公開の範囲を慎重に検討しましょう。
- 告発先の選定: 告発先を慎重に選びましょう。
- 法的手段の検討: 必要に応じて、法的手段を検討しましょう。
内部告発は、最後の手段として慎重に検討しましょう。
5. メンタルヘルスケア:心の健康を守るために
今回の問題は、あなたの精神的な負担を増大させている可能性があります。心の健康を守るために、以下の対策を実践しましょう。
5-1. ストレス管理
ストレスを適切に管理することが重要です。以下の方法を試してみましょう。
- 休息: 十分な睡眠を取り、心身を休ませましょう。
- 気分転換: 趣味や好きなことに時間を使い、気分転換を図りましょう。
- 運動: 適度な運動を行い、心身をリフレッシュしましょう。
- リラックス法: 深呼吸、瞑想、アロマテラピーなど、リラックスできる方法を試しましょう。
5-2. 相談の重要性
一人で抱え込まず、誰かに相談しましょう。以下の相談先が利用できます。
- 友人や家族: 信頼できる人に悩みを聞いてもらいましょう。
- 専門家: 精神科医、カウンセラーなど、専門家に相談しましょう。
- 相談窓口: 労働相談窓口、ハラスメント相談窓口など、相談できる窓口を利用しましょう。
相談することで、心の負担を軽減し、問題解決の糸口を見つけることができます。
5-3. キャリアの選択肢
今の状況が改善しない場合、キャリアチェンジも選択肢の一つです。以下の点を考慮しましょう。
- 転職: 他の介護施設や医療機関への転職を検討しましょう。
- キャリアコンサルタントへの相談: キャリアコンサルタントに相談し、あなたのキャリアプランについてアドバイスを受けましょう。
- スキルアップ: 専門性を高めるために、資格取得や研修への参加を検討しましょう。
あなたのキャリアを守り、より良い環境で働くために、様々な選択肢を検討しましょう。
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6. まとめ:あなたのキャリアと安全を守るために
今回の問題は、あなたのキャリアと安全を脅かす可能性があります。しかし、適切な対策を講じることで、状況を改善し、より良い環境で働くことができます。以下の点を意識して、問題解決に取り組んでください。
- 感染対策の徹底: 感染対策の基本を理解し、実践しましょう。
- 組織とのコミュニケーション: 問題点を伝え、改善を求めましょう。
- 記録の重要性: 問題発生時の記録を詳細に残しましょう。
- 相談窓口の活用: 困ったときは、一人で抱え込まず、相談しましょう。
- メンタルヘルスケア: ストレスを管理し、心の健康を守りましょう。
- キャリアの選択肢: 状況が改善しない場合は、キャリアチェンジも検討しましょう。
あなたの勇気ある行動が、入居者とあなたの安全を守り、より良い介護環境を築くことに繋がるはずです。頑張ってください。
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