母親としての自覚が足りない？NICUに入院中の娘への感情と、これからの過ごし方

「母親としての自覚が足りないのでしょうか？ NICUに入院中の娘に対して、我が子だという実感や責任感が出てこず、不安です。」

11月の終わりに第一子を緊急帝王切開で出産しました。子供は心疾患が見つかり3時間後に大学病院へ搬送され、NICUに入院しています。

私は出産後ストレスや手術の緊張からか、痙攣や強い頭痛、パニックなどの症状があり、現在も出産前後数日の記憶が混濁しています。そのため娘が生まれた瞬間の記憶も無く、術後3日目に外出許可が出るまで娘の姿を知りませんでした。

そのようなこともあって、手元にいない娘に対して我が子だという実感や責任感が出てきません。会えば可愛いと思いますし、抱っこすれば愛しいとは思います。母乳もたくさん出ていて、娘のために栄養バランスの良い食事を食べようという意識もあります。

ただ、産後12日目の今、ひどい頭痛や吐き気など不調が多いこともあり毎日会いに行くことができていません。自分自身が体調悪くても、母親なら娘に会いたい、心配という気持ちが出るかと思うのですが、私は自分自身の体調を優先しがちになってしまいます。今日も心臓の検査があったのですが、昨日から頭痛、吐き気、寒気がひどく、付き添いを私の母親に代わってもらってしまいました。

主人の娘に対する責任感や愛情、心配の強さと、私の娘に対するその感情の強さにも差があり、とても負い目を感じています。病院の看護婦さんも、”お母さんは当然毎日来る”という前提で話をされるので責められているようで苦しいです。

私は母親としての自覚が足りないのでしょうか？体調が悪くても、母親ならば毎日娘に会いに行くのが当然なのでしょうか？

入院してしっかり様子を観察して頂けている今は、私は無理せず休んで体調を治し、退院出来る頃までにしっかり子育てできるような状態を整えておくという考えはおかしいですか？

陣痛が来た日から色々なことがあり、分からなくなってしまいました。不安と負い目と申し訳なさで涙が止まりません。私は今後どう過ごしていけば良いのでしょうか

この度は、出産後の大変な状況の中、心身ともに大きな負担を抱えていらっしゃる状況、心中お察しいたします。まず、あなたが「母親としての自覚がないのではないか」と悩んでいらっしゃることに、決して一人ではないことをお伝えしたいです。多くの母親が、出産や育児において、様々な感情や葛藤を経験します。特に、今回のケースのように、出産直後に娘さんがNICUに入院し、ご自身の体調も優れない状況では、感情が不安定になるのは当然のことです。

この記事では、あなたの抱える不安を解消し、今後の過ごし方について具体的なアドバイスを提供します。専門家の視点も交えながら、あなたが少しでも楽になれるように、そして、前向きな気持ちで育児に向き合えるようにサポートしていきます。

1. 出産とNICU入院による心身への影響

まず、あなたが現在感じている感情が、決して異常なものではないことを理解することが重要です。出産は、女性の心身に大きな変化をもたらします。ホルモンバランスの急激な変化、出産による体力消耗、そして初めての育児に対する不安など、様々な要因が複雑に絡み合い、精神的な負担となることがあります。

出産後の心身の変化

ホルモンバランスの乱れ: 産後うつやマタニティブルーの原因にもなります。
体力的な疲労: 出産による体力消耗に加え、睡眠不足や授乳による負担も大きいです。
精神的なストレス: 育児に対する不安や、周囲からのプレッシャーなど。

NICU入院がもたらす影響

我が子との距離感: 物理的な距離だけでなく、感情的なつながりを感じにくいこともあります。
情報過多: 医療的な情報や、周囲からのアドバイスなど、情報量が多く混乱することも。
罪悪感: 自分の体調不良や、娘の入院に対する罪悪感を感じやすいです。

今回のケースでは、緊急帝王切開による出産、娘さんのNICU入院、そしてご自身の体調不良が重なり、非常に過酷な状況です。出産時の記憶が曖昧であることも、母親としての実感を持ちにくい一因となっている可能性があります。

2. 母親としての自覚について

「母親としての自覚」とは、一体何でしょうか？多くの人が、子供に対する愛情や責任感、守りたいという気持ちなどを連想するかもしれません。しかし、その形は人それぞれであり、一概に「こうあるべき」と定義できるものではありません。

あなたの場合は、娘さんのNICU入院、ご自身の体調不良、そして出産時の記憶の混濁など、様々な要因が重なり、母親としての自覚を持ちにくい状況にあると考えられます。しかし、それは決して「母親としての自覚が足りない」ということではありません。

大切なのは、娘さんを愛し、守りたいという気持ちがあるかどうかです。

あなたが、娘さんに会えば可愛いと感じ、抱っこすれば愛しいと感じ、母乳育児に前向きに取り組んでいること、栄養バランスの良い食事を心がけていることなど、これらの行動は、あなたが娘さんを愛し、大切に思っている証拠です。

また、あなたの置かれている状況を考慮すると、無理に毎日会いに行くことだけが、母親としての愛情を示す方法ではありません。むしろ、ご自身の体調を優先し、心身ともに健康な状態で娘さんと向き合うことの方が、長期的に見て、より良い育児につながる可能性があります。

3. 周囲の言葉に惑わされないために

病院の看護師さんや、周囲の人々の言葉に、あなたは傷ついているようです。特に、「お母さんは当然毎日来る」という言葉は、あなたの心に大きな負担を与えていることでしょう。しかし、周囲の言葉に惑わされず、あなた自身のペースで、娘さんと向き合うことが大切です。

周囲の言葉を鵜呑みにしない

周囲の言葉は、あくまでも一つの意見として受け止めましょう。育児には、様々な価値観があります。あなたの状況を理解していない人からの言葉に、必要以上に傷つく必要はありません。

自分の気持ちを大切にする

あなたが、どのように感じているのか、何をしたいのか、自分の気持ちに正直に向き合いましょう。周囲の意見に流されず、あなた自身の判断で行動することが大切です。

信頼できる人に相談する

パートナー、家族、友人、または専門家など、信頼できる人に相談し、あなたの気持ちを理解してもらいましょう。誰かに話すだけでも、心が軽くなることがあります。

もし、どうしても周囲の言葉が気になる場合は、病院の看護師さんや、ソーシャルワーカーなどに相談することもできます。あなたの状況を理解し、適切なサポートを提供してくれるはずです。

4. 今後の過ごし方：体調を優先し、無理のない範囲で

あなたは、入院してしっかり様子を観察して頂けている今は、無理せず休んで体調を治し、退院出来る頃までにしっかり子育てできるような状態を整えておくという考えはおかしいか？と悩んでいます。決して、おかしいことではありません。

むしろ、非常に賢明な考え方です。母親の体調が優れないと、育児にも悪影響が出てしまいます。今は、ご自身の体調を最優先し、心身ともに健康な状態を取り戻すことに集中しましょう。

具体的な行動としては、以下のことをお勧めします。

十分な休息と睡眠

体力の回復には、十分な休息と睡眠が不可欠です。可能な限り、睡眠時間を確保し、心身を休ませましょう。

バランスの取れた食事

栄養バランスの取れた食事を心がけ、体に必要な栄養素を補給しましょう。母乳育児をしている場合は、特に食生活に気を配ることが重要です。

専門家への相談

産婦人科医、精神科医、助産師など、専門家に相談し、適切なアドバイスを受けましょう。産後うつや、体調不良の原因を特定し、適切な治療を受けることも大切です。

家族や周囲のサポート

家族や周囲の人々に、積極的にサポートを求めましょう。夫や両親に、家事や育児を手伝ってもらうなど、頼れる人に頼ることが大切です。

無理のない範囲での面会

体調が良い日に、無理のない範囲で娘さんに会いに行きましょう。短時間でも構いません。娘さんの顔を見て、抱っこすることで、愛情を育むことができます。

情報収集

NICUに関する情報や、育児に関する情報を積極的に収集しましょう。知識を得ることで、不安を軽減することができます。

退院後のことを考えると不安になるかもしれませんが、焦らず、一つ一つステップを踏んでいきましょう。焦らず、ご自身のペースで、娘さんとの絆を育んでいくことが大切です。

5. 専門家からのアドバイス

ここでは、育児やメンタルヘルスの専門家からのアドバイスをいくつかご紹介します。

助産師からのアドバイス

「産後の体調不良は、多くの母親が経験することです。無理せず、休息を取り、専門家に相談してください。母乳育児に不安がある場合は、助産師に相談し、適切なアドバイスを受けると良いでしょう。」

精神科医からのアドバイス

「産後うつは、早期発見、早期治療が重要です。気分が落ち込んだり、不安が強くなったりする場合は、一人で抱え込まず、専門医に相談してください。薬物療法や、カウンセリングなど、様々な治療法があります。」

育児カウンセラーからのアドバイス

「NICUに入院している赤ちゃんを持つ母親は、様々な感情を抱えています。罪悪感や、不安を感じるのは当然のことです。自分の気持ちを大切にし、無理せず、周囲のサポートを受けながら、育児に向き合ってください。」

6. 成功事例

多くの母親が、あなたと同じような状況を経験し、乗り越えてきました。ここでは、いくつかの成功事例をご紹介します。

Aさんの場合

Aさんは、出産後、体調不良と育児への不安から、母親としての自覚を持てずに悩んでいました。しかし、夫や両親のサポートを受けながら、心身ともに休息を取りました。精神科医のカウンセリングを受け、自分の気持ちを整理し、少しずつ娘さんとの時間を持つようにしました。その結果、徐々に母親としての自覚が芽生え、娘さんとの絆を深めることができました。

Bさんの場合

Bさんは、NICUに入院している娘さんのために、毎日病院に通うことができませんでした。しかし、体調が回復してから、娘さんのためにできることを考え、母乳育児を始めました。助産師の指導を受けながら、母乳育児に取り組み、娘さんとの絆を深めました。また、同じ境遇の母親たちと交流し、悩みや不安を共有することで、心の支えを得ることができました。

これらの事例から、あなたも必ず乗り越えられるという希望を持ってほしいと思います。大切なのは、諦めずに、自分自身と向き合い、周囲のサポートを受けながら、一歩ずつ進んでいくことです。

7. まとめ

今回のケースでは、出産、NICU入院、体調不良と、様々な困難が重なり、あなたは非常に苦しい状況に置かれています。しかし、あなたは決して一人ではありません。多くの母親が、あなたと同じような感情や葛藤を経験します。

あなたの抱える不安は、決して異常なものではありません。

母親としての自覚は、人それぞれであり、一概に「こうあるべき」と定義できるものではありません。大切なのは、娘さんを愛し、守りたいという気持ちがあるかどうかです。

周囲の言葉に惑わされず、あなた自身のペースで、娘さんと向き合いましょう。今は、ご自身の体調を最優先し、心身ともに健康な状態を取り戻すことに集中してください。

十分な休息と睡眠、バランスの取れた食事、専門家への相談、家族や周囲のサポート、無理のない範囲での面会、情報収集など、できることから始めていきましょう。

焦らず、一つ一つステップを踏んでいくことで、必ず状況は好転します。あなたは、素晴らしいお母さんになることができます。応援しています。

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